美味しいコーヒー豆を手に入れたら珈琲を淹れて飲みたいと思うのは当然ですよね?
お湯を注くだけでできるインスタントコーヒーとは違いレギュラーコーヒーは、抽出する器具が必要です。
同様にエスプレッソもまた抽出する専用の器具が必要になってきます。
- コーヒー初心者が抱える疑問
- 上手に淹れるにはどうしたらいいか?
- コーヒーによってどんな抽出の仕方がおいしく味わうことができるか?
- 抽出するにあたりどんな事に気を付けたらいいか?
- 挽きたての豆の香りを楽しむにはどんな抽出方法がいいか?
たくさんの疑問が出てきますがどれも違いがあって、おいしいコーヒーなのは確かです。
今回はおいしいコーヒーの淹れ方や種類、抽出器具も合わせて紹介していきます。
定番コーヒーの抽出方法!ハンドドリップのおいしい淹れ方のコツとは?
抽出とはミルで豆から粉にしたコーヒー(グラインドという)をお湯を注いでコーヒーの液体を得る、おいしいコーヒーにたどり着くための最後のステップです。
自身の好む味として抽出するには珈琲の味を悪くする成分を出さずに、良い成分だけを取り出し風味や香りを引き立つように出していくためには、様々な条件が必要です。
ポイントを抑えればそれほど難しくはありませんが、たとえ同じ豆を使用した場合でも焙煎度や挽き方によって変わり、更に味わいについては粉の量に対してのお湯の温度・淹れる時のスピード・そして水にも大きく関係してきます。
一般的には温度が高いほど苦味が強く酸味が弱くなり、逆に75℃以下の低温の場合は酸味が強く苦味が弱くなります。
抽出するスピードによってコーヒーの特徴が変わり、速いと酸味が強くなり、ゆっくり時間をかけて抽出すると苦味が強くなります。
水については、豆の中の成分は水によって引き出されるため、質が悪かったり、お湯の温度と抽出器具と合っていなければ、風味良い美味しいコーヒーを味わう事が出来ません。
比較的日本の水道水はキレイで美味しいと思いますが、水道水に含まれるカルキ臭は沸騰して取り除いて使用した方がよいです。
また、鉄分が多い水はコーヒーの成分の1つであるタンニンと結びついてしまうと味を損ねてしまうので避けた方がよいでしょう。
抽出する器具については、種類やメーカーによって抽出方法の原理や使い方が違い、淹れる器具によっても様々ですが、自分の理想とするコーヒーの味に近づくために先程の抽出条件も兼ねてコントロールすることが必要です。
抽出器具の特徴をよく理解し、使い勝手や抽出されるコーヒーの味わいをよく吟味して選ぶ方がよいとでしょう。
それでは、抽出の仕方や器具についてご紹介していきます。
抽出方法別コーヒー入れ方の違いとは?特徴や味の違いを解説
コーヒーの抽出にはたくさんの方法があります。
有名なものだとペーパードリップやマシンを使ったエスプレッソなどがあげられるでしょう。
それぞれに違った良さや淹れ方の特徴があるので、ぜひあなたに合ったものを探してみてください。
ペーパードリップコーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
粉状に挽いたコーヒーをペーパーに入れ、上からお湯を注いでフィルターの下の穴から抽出する方法で、コーヒーの持つ産地別の特性や焙煎による味わいの違いを簡単に引き出せるので最もポピュラーなレギュラーコーヒーの淹れ方で、初心者の方でも簡単に淹れる事ができます。
ペーパードリップを使用する道具は粉に挽いた珈琲をセットするペーパーとそれをセットするフィルター、そしてお湯の注ぎ口がとても小さく細長くなっているやかんのドリップポットが一般的です。
お湯を少しずつピンポイントで注ぐことができるのでよくお湯を少しずつピンポイントで注ぐことによりコーヒーの風味に個性が出てくるので、抽出している間もコーヒーの良い香りがいち早く伝わります。
抽出するために使用されるフィルター、ペーパーによっても特徴がありますので、使用されるそれぞれ違いをみていきましょう。
扇形フィルター
フィルターの部分とぺーパーが扇形(台形型)で、抽出する穴が1つで濃いめのコーヒーにおすすめのメリタ式と、3つの穴で軽めの珈琲におすすめののカリタ式があり、初心者からプロまで最も幅広く使用されています。
円錐形フィルター
フィルタ—とぺーパーの抽出部分が円錐型になっており、ドリップ式の中で最も淹れ方の技術が必要ですが、個性がはっきりしているので風味・美味しさ等こだわりのある方が使用しています。
エスプレッソコーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
エスプレッソは高温と強い圧力により一気にコーヒーの粉をこしていきながら淹れていく、エスプレッソマシンによる抽出方法です。
通常1人分の量が6~8gの粉に90℃、9気圧の蒸気を吹きかけて、15~20秒程で約30ccのエスプレッソを抽出します。
適切に淹れらる基準はエスプレッソの表面にできるムース状の細かい泡の層、これをクレマと呼びますが、そのクレマのでき具合で判断されます。
できの良いクレマは赤みがかった茶色をしており、泡の層がきめ細かく暑さは2~3mm程の、抽出してからしばらく消えません。
白っぽい大きな泡が目立ち、泡の層が薄くすぐに消えてしまう場合は
- 抽出時間が短い
- コーヒーの粉の量が少ない
- 粉の詰め密度が弱い
- お湯の温度が低い
などが原因と考えられます。
一方、抽出時間が長かったり、粉の詰め密度が強すぎたりすると、濃い茶色の泡の層が薄いクレマになってしまうので、良いクレマを作り、エスプレッソを提供するまでに技術を身に付けるまでの時間が必要です。
エスプレッソマシンはここ数年でシアトル系カフェが多くの街に見られるようになり、定着するようになりました。
最近ではカフェだけでなく、家庭用のエスプレッソマシンも幅広く見かけるようになり、その多くがカフェにも設置している
カプチーノ等にかかせないフォームドミルクを作るためのスチームノズルまで装備されています。
スチームノズルから高圧の蒸気を噴射させてきめ細かいミルクの泡をつくりだすので、ご家庭で使用される場合はカフェで設置されているエスプレッソマシン程の蒸気の威力ではありませんが、家庭用でもかなりの高圧の噴射力なので充分やけどに注意して頂きたいです。
マキネッタコーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
マキネッタとは、イタリアの家庭で親しまれている直火式のエスプレッソと言われる、エスプレッソマシンに比べてかなりお手頃な価格で入手することのできる大変魅力的なコーヒーです。
マキネッタ式では直火にかけて、コーヒー豆に圧力をかけることによって凝縮されたコーヒーのエキスを抽出することができ、濃いコーヒーを淹れることができます。
直火式エスプレッソと言われていますが、厳密にはモカコーヒーというものになりますので、注意が必要です。
サイフォン式コーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
喫茶店や珈琲専門店でよくみられ、レトロな雰囲気を持つ演出効果が抜群の器具のサイフォンは、1840年にイギリス人により考案された、真空ろ過式と呼ばれる抽出方法です。
アルコールランプによって熱された、フラスコの中の水がロートに吸い上げられ、コーヒーとなってから再度フラスコに戻る仕組みになっています。
理科の実験みたいに眺めているようで抽出の過程に趣きがあります。抽出中も熱を加えるため、熱いコーヒーに仕上がり、香りも広がるので、よりコーヒー豆の個性が際立つため、通好みには人気のアイテムです。
但し、フラスコ、ロートと言った繊細なガラス製品を扱うため、破損しやすいので
使用後はなるべく早く器具を洗う必要がありますが、熱い状態で冷水をかけたりすると破損の原因になりので注意が必要です。
フレンチプレスコーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
フレンチブレスは器具の中に挽いたコーヒー豆を入れて直接お湯を注ぎ、プランジャーと言われるステンレス製のメッシュフィルターを手動で上げ下げしながら抽出する方法です。
コーヒープレスとも呼ばれ、コーヒーの粉が直接お湯が触れる時間が長いため、その豆特有の持ち味強く引き出されるためダイレクトに伝わり、リッチな味わいに仕上がります。コーヒー店・カフェではカフェインレスコーヒーで使用するところがあります。
日本ではまだ普及率は低いですが、フランスやイタリア等のコーヒー好きにはポピュラーな抽出方法で、1930年代にイタリアで発明されてから第二次世界大戦後にパリのカフェで使用することが多くなったことからフレンチプレスと呼ばれるようになりました。
よく紅茶用として使用されると思いがちな器具ですが、もともとはコーヒー用に開発されたと言われます。
クレバードリッパーコーヒーおすすめの入れ方と必要な道具
クレバードリッパーとは、まだ街で見かけることはほとんどありませんが、コーヒー界では注目されている抽出方法で初心者でも簡単においしいコーヒーを淹れることができる魅力的な方法です。
特徴としてはサイフォン式とペーパードリップ式を融合した抽出方法にあり、サイフォン式のようにお湯の入ったコーヒー豆をかき混ぜ、ペーパーフィルターを通してコーヒーを落としていきます。
これから先に主流になっていく可能性の高いクレバードリッパーは道具も少なく淹れることができるので、おうちでコーヒーを楽しむのにもピッタリの抽出方法と言えるでしょう。
ポーションタイプのおすすめの入れ方と必要な道具
ポーションタイプのコーヒーとは最近人気が高くなってきている家で簡単にボタン1つでおいしいコーヒーが淹れられるマシンです。
本体料金無料のネスカフェバリスタなどもあり、お得に利用できるのでおうちでのコーヒーには手軽でおすすめな抽出方法となっています。
コーヒーの入れ方にはたくさんの種類がある!あなたに合った抽出方法でおいしくカフェタイムを楽しもう
それぞれに抽出方法が異なる淹れ方によって豆の特徴を生かし、風味や香り味にも個性が出てきます。
幅広くたくさんの種類があるコーヒー豆から焙煎、挽き方にもこだわりをもち、適した抽出方法で淹れたコーヒーを楽しめる醍醐味かもしれません。
あなたの好みやライフスタイルに合ったコーヒーを見つけることでおうちでのカフェタイムを満喫していきましょう。