コーヒーは手軽に飲むだけで気分を良くする飲み物のため、一日に何杯も飲む人が多くいます。
しかし、知っておいて欲しいのは、このコーヒーに含まれる成分のカフェインによって副作用があることです。
加えて、カフェインが含まれている為、飲み過ぎによっては死ぬ危険性だってあります。
今回は、賢くコーヒーと付き合うために知っておきたいコーヒーの致死量と副作用に関して解説します。
コーヒーに致死量?その原因はカフェインに合った!知っておきたいその摂取量の目安
普通のコーヒーにはカフェインが多く含まれ、その効果は人間の交感神経の活性につながっています。
ですが、その致死量や摂取の目安を間違ってしまうと、コーヒーも死ぬ原因になります。
コーヒーで死ぬ原因になる理由は、カフェインによる過剰摂取によるもので、人間の体の代謝や排出が間に合わない以上摂取してしまうと死んでしまうのです。
その量は、単純なカフェインの量で10g、ブラックコーヒで全てを摂取するなら100杯になります。
100杯と言われると多くの人が、そんなに飲まないって思う量を思いますが、実は、意外なことでこの目安量を超えてしまう危険性があります。
まずは、カフェインが含まれている食べ物や飲み物を飲んでいる場合です。
最近カフェインは眠気覚ましや炭酸飲料風味の味がする商品に含まれています。
そして、タブレットとかラムネ類にも入っている商品があります。
特にエナジードリンクは、コーヒー一杯よりもカフェインが多く含まれていること、甘い味から飲む量が自然と増える様になります。
単に、ジュースとコーヒーで飲み分けていると思っていると、カフェイン10gに近い数値になっている事も少なくないのです。
また、カフェインは摂取しすぎると、体が排出をするために急激な症状が出ることがありますが、徐々に普段からの摂取量が増えている人が急性症状が出ないことがあります。
この体が慣れてしまう症状を耐性と言い、体が体内環境をより良くするために慣れる事を言います。この場合は、致死量近い量を摂取したとしても体が反応しにくくなっています。
この段階になると、体の血液中にカフェインが常にある状態が正常な体の状態と認識してしまうので、カフェインが少なくなってしまうと、イライラやうつ、不安感が発生する様になります。
また妊娠中の女性や授乳中の方にもカフェインは非常に危険なので、注意が必要です。
コーヒーカフェインでイライラ・うつ・不安感が発生する理由とは?交感神経への影響のメリット・デメリット
カフェインでいらいら・うつ・不安感が発生する症状がある場合は、自分の体の中にカフェインがなくなったことで、体の機能や脳内物質の分泌に影響を及ぼしているからです。
人間がカフェインを摂取すると脳内の交感神経を活性化させます。
交感神経が活性化されると、人間は集中力が増したり、体が活動的になってスイッチ・オン状態になります。
ですが、常にこの状態を維持するために高頻度でカフェインを摂取し続けると人間の体ではある異常が起こる様になります。
人間はそもそも常に長時間集中力を維持することができません。
集中していても、ふと気が抜けたりして、ちょこちょこ休息を取っています。
ですが、カフェインが多すぎるとこうした、休息全てがなくなる状態になります。
一見、すごく良いことに思えますが、このとき、人間のリラックスを司る副交感神経の働きが悪くなります。
副交感神経の働きが悪くなると、リラックスができなくなり常に緊張状態を維持する必要があるため、イライラが続くようになります。
また、常に緊張を強いる状態になるため、不安感も起こるようになります。
例えるなら、失敗をしてはいけないと強制的に物事を進めている状態になります。
このイライラや不安感が続くようになると、うつにつながっていくのです。
副交感神経が働くときは、人間に取って疲労の対価としてご褒美を受け取っている状態ですが、それがなくなっていくため結果としてうつになりやすくなります。
カフェインは眠っている交感神経の働きを良くするアクセルとしては優秀ですが、常にアクセルが作動している状態は体に害を成します。
そのため、飲む間隔を4時間以上開ける、他のカフェインが入っている食べ物を避けることが大切です。
コーヒーは副作用になるまで飲んではNG!適量を正しく飲んで健康的なお付き合いをしていこう
コーヒーにはカフェインが豊富に含まれているので、飲み過ぎはとても危険です。
人間の場合10gのカフェインを急激に摂取した場合は死亡する目安と言われています。
死亡する目安としての量は単独のコーヒーだけでは一日の100杯と超える必要があるため、普段そこまで飲む事は無いと思われがちです。
しかし、最近はエナジードリンク、炭酸飲料、グミと言った商品にも多く使用されているため、知らない間にこの目安量まで摂取してしまう危険性があります。
また、少しずつ摂取する量が増えている場合は中毒にはならず、体内にカフェインが高濃度である状態に慣れてしまい、交感神経が過剰に活性し、副交感神経の機能が慢性的に低下している状態になります。
そのため、副交感神経が機能せず、常にイライラや不安感、最悪の場合はうつの症状が発生する原因になります。コーヒーと賢く付き合っていくことが大切です。