マティーニといえばカクテルの中でもとても有名なものです。
「カクテルの王様」とも言われているほどで、バーなどでショートカクテルを飲んでいる女性なんかを見かけると「かっこいい!」って思ってしまいますよね。
でも実はマティーニは、一般的にはジンとベルモットだけで作られているためにアルコール度数も高く割と飲みにくいのです。
マティーニには星の数ほどのレシピが存在し、多くのバーテンダーが最高のマティーニを作るために日々頭を悩ませているのです。
そんなマティーニのレシピの中でも珍しいエスプレッソを使って作っているのが【エスプレッソマティーニ】というわけです。
そして通常、マティーニはジンを使うことが多いですが、エスプレッソマティーニではウォッカを使って作ります。
ウォッカとエスプレッソは相性がいいのですよ。
ウォッカといえばとても強いお酒ですが、エスプレッソと混ぜることにより、とても飲みやすくなるのです。
「エスプレッソ・マティーニ」はハリウッドスター、「ウルヴァリン」などで有名なヒュー・ジャックマンさんや赤西仁さんがSNSにあげられていて、それから日本で一般の方にも知られるようになったようですね。
おしゃれでコーヒーもお酒も大好きという方にぴったりのカクテルで、バーでもよくオーダーを見かけるようになったので、日本でもブームが来ている人気のカクテルです。
エスプレッソ・マティーニに必要な材料と作り方
エスプレッソマティーニの作り方ですが、これは作り方の一例であって、必ずこの作り方でなければならないというわけではありません。
カクテルというのはそういうもので、同じ名前でもいろんな作り方があります。
エスプレッソ・マティーニに必ず必要なものは、エスプレッソとお酒だけです。
今回の作り方は飲みやすいよう少し甘めの作り方になっています。
<エスプレッソマティーニの材料>
- 冷やしたエスプレッソ30ml
- ウォッカ45ml
- カルーア45ml
- ホワイトカカオ30ml
- 氷
- あればコーヒービーンズ3粒くらい
<エスプレッソマティーニの作り方>
- カクテルグラスを前もって冷やしておきます。
- シェーカーにウォッカを注いでから、カルーア、ホワイトカカオ、冷やしたエスプレッソを入れ、氷を入れてシェイクします。
- しっかりシェイクしたらカクテルグラスに注ぎ、飾りにコーヒービーンズを浮かせて完成です。
シェイカーを使うカクテルでエスプレッソも必要になるので、おうちで作るには少し難易度が高いかもしれません。
エスプレッソマティーニを作るのに必要なお酒の種類とおすすめの銘柄
今回はウォッカというお酒を使いましたが、銘柄はさまざまです。
私は、エスプレッソ・マティーニには「アブソルート」という銘柄のウォッカが合うと思っています。
理由はいろいろあるのですが、このアブソルートというのがとてもクリアで雑味がなく、合わせたものの特長の邪魔をしないで、アブソルートの持ち味も消えないという利点があるからです。
ウォッカなのにジンに近い感じがする、という点もマティーニとして完成度が高くなると感じました。
日本でウォッカというと他に有名なスミノフやギルビーなどがありますが、アブソルートは中でも割り物に合うカクテル向きのウォッカです。
切れのあるドライな味わいでアルコールのとげとげしさも感じません。
でも、コーヒーで割ると本当に飲みやすくなってしまうので、飲みすぎにはくれぐれもご注意を。
今回は「カルーア」も使っています。
カルーアとはコーヒーリキュールの一種で、バーなどで「カルーア・ミルク」は定番ですね。
カルーアというのは銘柄ですので、カルーア以外の他のコーヒーリキュールを使った場合は、「カルーア・ミルク」は名乗れません。
「ホワイトカカオ」もその名の通り、ホワイトカカオから作られたリキュールです。
普通のカカオは茶色い色をしていますが、このカカオは初めから白く、希少な種類です。
最近はこのホワイトカカオだけを使って作ったチョコレートまで売り出されているという話も聞いたことがあります。
エスプレッソマティーニをカフェバーなどで頼んでみよう
今回、ご紹介している「エスプレッソ・マティーニ」ですが、エスプレッソマシーンがなければエスプレッソが作れませんし、シェーカーを使うので、シェーカーなんて持ってないし使い方も分からないという方も多いでしょう。
そんな方にはバーで飲んでみるのがおすすめですね。
もちろんお店によってはメニューにないお店もありますが、エスプレッソ・マティーニが飲めるお店が東京を中心に、横浜、名古屋、福岡、熊本などにあることがネットで調べると出てきました。
特にシェーカーの振り方なんて素人がやってもうまくできませんので、プロの方にお任せするのが一番です。
バーテンダーはお客様の体調や好みなどを考えて、お酒を作ってくれる有難い存在です。
遠慮なく「お酒は実は苦手だけど飲んでみたい」と言ってもいいですし、カクテルに使うお酒の銘柄も指定していいんですよ。
カクテルというのはひとつしか正解のないものではないのですから、なんでも相談して自分の好みのカクテルを作ってもらいましょう。
ちなみに、「バーテンダー」とは「バー」(止まり木)と「テンダー」(優しい)の複合語です。
バーは店の中が見えない重厚な扉で閉ざされているところが多いですね。
それはバーが一歩入れば別の世界だからです。
静かな空間で時を忘れて、おいしいお酒を飲み、心を許せる友人や、時にはひとりで自分自身と語らう場所。
それをサポートしてくれるのがバーテンダーです。
バーの扉の中をまだ知らない方がいらっしゃったら、是非一度扉を開けてみてください。
ゆったりと優しい時間があなたをつつんでくれますよ。
エスプレッソマティーニはコーヒー好きにはたまらない海外の人気なカクテル
エスプレッソマティーニについて解説してきましたが、内容をまとめると
- エスプレッソ・マティーニはハリウッドセレブにも飲まれているということで、日本でも飲めるお店が増えています。
- エスプレッソ・マティーニに絶対のレシピはなく、エスプレッソとお酒、甘い方が好きな方はカルーアなど飲みやすいリキュールを使うと良いです。
- エスプレッソマシーンやシェーカーなどが必要なのでエスプレッソ・マティーニを飲めるお店を探すのもひとつの手段です。
- バーは初めは入りづらいかもしれませんが行ったことのない方には是非一度行ってみていただきたいです。
- バーテンダーはお客様のサポーターなのでなんでも聞いてみましょう。
それでは、コーヒーとお酒をこよなく愛する皆様とまたお会いしましょう。
今夜も良いひと時があなたに訪れますように。