エスプレッソマシンと聞くと、デロンギの家庭用電動式マシンや、カフェや喫茶店の店舗で使われている電動式大型のものをイメージする方が多いかもしれません。
手動式エスプレッソマシンは、電動式と比べて家庭や店舗ともに日本で使われていることは少ないです。
しかし、手動式エスプレッソマシンは、電動式に比べお手頃価格・設置場所を選ばず持ち運び可能・メンテナンスが簡単・クオリティの高いエスプレッソが楽しる魅力的なマシンです。
この記事では、電気を使わない手動式エスプレッソマシンとは?について、デザイン性が高くインテリアとして映えるFlairやROK社製のおすすめエスプレッソメーカーとともに紹介していきます。
手動式マシンは、少しこだわったコーヒーを探している方や、小さなお店でコーヒーを出そう考えている方におすすめです。
本格エスプレッソが楽しめる手動式エスプレッソマシンのおすすめポイントとは
エスプレッソマシンは、電動式と手動式の2種類があることはあまり知られていません。
電動式マシンは、美味しいエスプレッソを速く作ることができて一般に浸透していますが、いくつかの問題点が挙げられます。
まず、価格がかなり高いです。Amazonで価格を参照すると、家庭用で人気のあるデロンギのエスプレッソマシン マグニフィカは\50,580で、イタリアの老舗ガジアの業務用マシンは\295,000です。
また、スペースと電気の確保された場所でしか使用できません。
さらに、少し構造が複雑なためメンテナンスが大変で、故障の際には修理代が高くつきます。
しかし、電気を使わない手動式エスプレッソマシンは、環境に優しいことはもちろんですが、電動式に比べて安価で手にいれることができます。
手動式マシンは、いくつかの国のメーカーから発売されています。各エスプレッソメーカーの価格帯は、Amazonを参考にすると値段順で下記のとおりです。
PLUS Flair(アメリカ)
¥32,000
ROK PRESSO(イギリス)
¥26,000
ハンドプレッソ Handpresso SARL(フランス)
¥16,000
抽出の際、Flair PLUSやROK PRESSOではバーを使います。ハンドプレッソ SARL HANDPRESSOでは、ポンプで加圧をして抽出します。
手動式エスプレッソマシンはコンパクトかつ電気を使わないので、屋内外で使用できます。
屋内で使用する際には、スペースを取らず、設置場所を選びません。
また、旅先や出店先でも、エスプレッソを淹れることができます。
特にハンドプレッソはキャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンにもとても便利です。
外で飲むコーヒーというのは、家やカフェで飲むコーヒーとはまた違う格別な美味しさがあるものですが、そんな時に役立つのがパーコレーターです。 ペーパーフィルターやサーバー要らずで手軽に本格コーヒーが抽出できることから、[…]
さらに、シンプルな構造なので、メンテナンスが簡単です。
パーツを分解して洗浄できるため、清潔さを保つことができます。
そして、肝心のクオリティは電動式マシン同様の圧力をかけることができるので、クレマのある本格的なエスプレッソを淹れることができます。
手動式のため圧力をかける際に少し力が必要ですが、抽出に必要な9気圧をかけて電動式マシン同様に本格エスプレッソを楽しめます。
おすすめ手動式エスプレッソマシン!flair espressoとROK PRESSOのレビュー
あまり見かけない手動式エスプレッソマシンですが、本格的なエスプレッソを淹れることができるのはもちろん、デザイン性にも優れています。
今回は手動式エスプレッソマシンの中でも人気が高く、インテリアとして映えるスマートなデザインのFlairとROK社製のエスプレッソマシンをご紹介していきます。
Flair社製エスプレッソメーカーのおすすめポイントとは?
まず、アメリカのFlair社製 PLUSは、「すべては、たったひとつの目的のためにシンプル・エレガント・お手頃に設計されています。それは、エスプレッソを美味しく作るため。」とオフィシャルサイトでうたわれています。
それでは、そんなデザインと味にこだわっているFlair社製PLUSのアイテムとその使い方を紹介します。
エスプレッソメーカー付属アイテム
- ドーシング漏斗
- タンパー
- ピストン
- タンピングマット
- ドリップトレー
- ポートフィルターバスケット
- シリンダー
- シャワースクリーン
- 専用ケース
エスプレッソを入れるのに用意するもの
- 組み立てたFlair PLUS
- 付属ドーシング漏斗
- 付属タンパー
- コーヒー豆…14-15g(エスプレッソ用)
- お湯(93-96℃)…規定量
- エスプレッソカップ
手動式エスプレッソの入れる手順
- バスケットにドーシング漏斗を使って、コーヒー豆の粉を入れる
- タンパーでコーヒー豆の表面を水平にタンピング
- バスケットにシャワースクリーンを乗せる
- バスケットの上にシリンダーをセットして、お湯を内側ラインまで入れる
※熱めのエスプレッソがよければ、シリンダーを予熱しておく - ドリップトレーの上にエスプレッソカップをセット
- シリンダーの中にピストンを乗せる
- レバーを下げて抽出して出来上がり(約25秒間)
参照先
ROK社製PRESSOエスプレッソメーカーのおすすめポイントとは?
そして、イギリスのROK社製PRESSOは、英国放送協会BBCから「アート作品のようにみえるかもしれないが、それは科学的にコーヒーを扱っている。」とレビューされています。
そんなデザイン性と本格的な味を両立しているROK PRESSOをご紹介します。
エスプレッソメーカー付属アイテム
- ROK PRESSO本体
- ミルクフローサー
- ポルターフィルター
- タンパー兼用スプーン
- 持ち運び用缶ケース
エスプレッソを入れるのに用意するもの
- ROK PRESSO本体
- ポルターフィルター
- タンパー兼スプーン
- コーヒー豆…14-15g(エスプレッソ用)
- お湯(93-96℃)…規定量
- エスプレッソカップ
- ミルクフローサー(お好みで)
手動式エスプレッソの入れる手順
- ポルターフィルターにコーヒー豆の粉を入れます
- タンパー兼用スプーンで粉の表面を水平になるようにタンピング
- ポルターフィルターを本体に取り付けます
※ラテを作る場合は、③の前に温めたミルク(60℃程度)を付属ミルクフローサーで約30回ポンプを上下させてフォームドミルクを準備します - エスプレッソカップをセットします
- アームを下げた状態で印のあるところまでお湯を注ぎます
- アームを上げ、アームを下げて抽出が終わるまで圧力をかけ続けて出来上がり(約30秒)
※お湯が落ちきっていない場合は、レバーを上げてもう一度下げます
出来上がったエスプレッソに砂糖を加える本場イタリア流の飲み方や、ミルクを加えてカフェラテなどシアトル系のアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
参照先
初心者にも簡単に入れられる!手動式エスプレッソマシンのおすすめ
エスプレッソマシンというと、カフェで使われている大型のマシンが一般的で、手動式マシンをあまり見かけません。
しかし、電気を使わない手動式エスプレッソマシンは、電動式マシンと比べて安価で手にいれることができ、コンパクトで設置場所を選ばず、ポータブル仕様で屋内外どちらでも使用できます。
シンプルな構造なので、メンテナンスが簡単で清潔さを保てるのも大きなメリットです。
さらに、電動式同等の圧力をかけることができ、クレマのできた深みのある味と香りを楽しめる本格的なエスプレッソを抽出できます。
ご紹介しましたFlair PLUSとROK PRESSOは、洗練されたデザインなので、お部屋やお店のインテリアとして映えるでしょう。
専用ケースに入れて持ち運びができる仕様ですので、旅先や出店先でもエスプレッソを淹れることができます。
少しこだわったコーヒーを探している方や、小さなお店でコーヒーを出そうと検討している方におすすめです。
忙しない日々の中で、あえてアナログ仕様の手動式エスプレッソマシンで静かにゆっくりと本格的なエスプレッソをご自身やお客様に淹れてみるのはいかがでしょうか。
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